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Excelで消費税を計算する式|税込・税抜の変換と端数処理(ROUNDDOWN・INT)の違い

公開:2026/10/24

請求書や経費の集計で、消費税を計算する場面は多くあります。この記事では、Excelで消費税を計算する式を、税抜から税込、税込から税抜の両方で紹介します。

あわせて、端数処理に使う4つの関数の違いと、マイナスの金額で結果が変わる落とし穴も解説します。

📄 練習用ファイル(消費税と端数処理)
記事の手順1〜4の答えの式が入っています
ダウンロード(.xlsx)

手順1:税抜から消費税と税込を出す

税率10%の場合、消費税は「税抜 × 0.1」です。1円未満は切り捨てるのが一般的なので、ROUNDDOWN関数を使います。

消費税  =ROUNDDOWN(B3*0.1, 0)
税込    =B3+C3
税抜消費税税込
1,9801982,178
3,3333333,666
12,3451,23413,579

ROUNDDOWN(数値, 0) の「0」は、小数点以下を0桁にする(整数にする)という意味です。

💡 軽減税率(8%)の品目は *0.08 にします。

手順2:税込から消費税と税抜を出す

税込の金額しかわからないときは、税込の「10/110」が消費税です。

消費税  =ROUNDDOWN(B9*10/110, 0)
税抜    =B9-C9
税込消費税税抜
1,1001001,000
98089891
5,5005005,000

980円のように割り切れない金額では、消費税を先に出して税込から引くと、税抜と消費税の合計が必ず税込と一致します。

手順3:端数処理の4つの関数の違い

関数1234.5-1234.5
ROUND1,235-1,235
ROUNDDOWN1,234-1,234
ROUNDUP1,235-1,235
INT1,234-1,235

プラスの金額では、ROUNDDOWNとINTの結果は同じです。ところがマイナスの金額では結果が変わります。

返品や値引きでマイナスの消費税を計算するときに、INTを使うと1円多く引いてしまいます。切り捨てにはROUNDDOWNを使うと、プラスでもマイナスでも同じ考え方で計算できます。

手順4:明細ごとに計算すると1円ずれる

明細ごとに消費税を計算して足すと、合計に対して計算した消費税と合わないことがあります。

品目税抜1行ごとの消費税
A1,234123
B2,345234
C3,456345
合計7,035702

合計7,035円に対して計算すると、ROUNDDOWN(7035*0.1, 0) = 703円です。1行ごとに切り捨てた分だけ、1円ずれています。

インボイス制度の請求書では、端数処理は1枚の請求書につき、税率ごとに1回と決まっています。くわしくはインボイス対応の請求書テンプレートの記事で解説しています。

まとめ

※端数処理の方法(切り捨て・四捨五入・切り上げ)は事業者が決められます。この記事では切り捨ての例で説明しています。